【日本発!起業家の挑戦】日本発クラウド自動化サービス (1/5ページ)

日本に来てから短期間で起業した張卓氏(中央)
日本に来てから短期間で起業した張卓氏(中央)【拡大】

 □モビンギ社長・張卓氏に聞く

 米国では、アプリケーション実行のためのプラットホームサービス(PaaS)は難しいビジネスモデルとされてきたが、モビンギのウェイランド・ジャン(張卓)社長は、日本でこのモデルを成功させる道を見つけた。目新しいユニークな機能をそろえるとともに、国内のバイヤーの特徴をつかんだことが成功の鍵だ。

 張氏が日本に来てからスタートアップを起業するまでの期間は、これまでの最短記録ではないかと思うほど短い。東京で2カ月過ごし、日本語も話せないままスタートアップの着想を得ると、日本人の共同創業者を見つけて日本で最も競争の激しいアクセラレーターの一つに参加した。このスピード感も参考になるだろう。

 ◆サーバー料大幅削減

 --モビンギの事業を教えてください

 「企業がアプリケーションをクラウドで管理する手段を提供しています。クラウドアプリのワークフローを自動化し、分かりやすいウェブインターフェース上でリソースをコンフィギュレーション(設定)することを可能にします」

 --アマゾンウェブサービス(AWS)やマイクロソフトのAzureにはすでにウェブで操作するツールがあります。モビンギは何が新しいのですか

 「まず、モビンギはAWSやAzureに比べてずっとシンプルで、特定のクラウドプラットホームに関する専門的知識がなくても使いやすいのが特徴です。もちろん知識のあるエンジニアが利用できる複雑なコマンドも用意していますが、必ずしもそれを使わなければいけないわけではないということです。次に、モビンギではAWSのスポットインスタンスを自動的に適正価格で入札し、スムーズにインスタンスの入れ替えを行います。これによってユーザーのサーバー料金を最大約80~90%削減することができます」

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