森ビル9月中間、最終利益67%増

 森ビルが21日発表した2017年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比67%増の257億円と大幅な増益となった。賃貸事業の好調に加え、前年同期に虎ノ門ヒルズ(東京都港区)の再開発に伴って特別損失を計上した反動で利益が膨らんだ。売上高は10.2%減の1366億円だった。

 賃貸事業は稼働率がオフィス98%、マンションなどの住宅95%と高水準で推移したほか、賃料上昇が増益に寄与した。4月開業の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」(中央区)のオフィス入居率は8割程度で、業績への反映は今後との見方を示した。