【ハザードマップ】デコール/YH商事 「攻め」か「守り」か見極めが重要 (1/2ページ)

 ▼デコール デコールは10月12日、岐阜地裁から破産開始決定を受けた。

 デコールは岐阜県を中心に事業を展開し、当初は婚礼家具・収納家具・インテリア商品を扱っていた。1992年頃から婚礼家具の専門店化を図り、オリジナル注文家具の販売も開始。関連のシャルドネスタイル(現デコールスタイル)を設立、2004年5月期にはピークとなる売上高約8億6000万円を計上した。

 その後、住宅事業に進出し、12年5月期からはシャルドネスタイルが建設した「シャルドネブランド」のマンション販売に乗り出した。同マンションは定期借地権付きで比較的安価な価格で販売され、最初に建設したマンションは早期完売となった。しかし岐阜地区では借地権付き形式が敬遠される傾向にあったため販売が伸び悩み、14年5月期末にマンション建設から撤退。15年5月期は売上高が前期比48.1%減の3億9332万円に落ち込んだ。

 消費税増税以降、高級家具や高級住宅の売れ行きはさらに低迷、16年5月期には支店撤退の特別損失も加わり、4798万円の赤字に陥った。売り上げが落ち込む一方で借入金負担は増加、厳しい資金繰りから今年8月31日に事業を停止していた。

 ▼YH商事 YH商事(旧吉田ハム)は10月30日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。同社は1935年8月に精肉店として創業し、ハムなど食肉加工品製造の開始を機に法人化した。岐阜県産の「飛騨牛」の名付け親として地元では知名度があった。大手スーパーマーケット・地元精肉店に販路を築き、ピークの88年1月期には売上高402億円を計上。しかし、市場環境は厳しく業績は悪化の一途をたどり、2007年1月期から6期連続で赤字を計上し債務超過に陥っていた。

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