不具合承知で半年超過 子会社不正の三菱マテリアルで社長謝罪

検査データ改ざん問題について会見で謝罪する三菱マテリアルの竹内章社長(左から2人目)=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)
検査データ改ざん問題について会見で謝罪する三菱マテリアルの竹内章社長(左から2人目)=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)【拡大】

  • 製品の検査データ改ざんについて謝罪する三菱マテリアルの竹内章社長(中央)ら=24日午後、東京都千代田区(ロイター)
  • 製品の検査データ改ざんについて謝罪する(右から)三菱電線工業の村田博昭社長と三菱マテリアルの竹内章社長ら=24日午後、東京都千代田区
  • 製品の検査データ改ざんを受け、開かれた三菱マテリアルの記者会見=24日午後、東京都千代田区
  • 検査データ改ざん問題について会見する三菱マテリアルの竹内章社長(右)=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)
  • 子会社の製品検査データ改ざんについて記者会見する三菱マテリアルの竹内章社長。右は三菱電線工業の村田博昭社長=24日午後、東京都千代田区(桐原正道撮影)

 子会社の検査データ改竄が発覚した三菱マテリアルは24日、東京都内で記者会見を開き、問題があった三菱電線工業で不具合を知りながら出荷が続けられていたことを明らかにした。外部の弁護士を交えた調査委員会による原因究明を急ぐ。子会社のうち三菱伸銅の調査は年内に終わる見通しだが、三菱電線については越年するとしている。

 三菱マテリアルの竹内章社長は会見で「お客さま、株主はじめ多くの方にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」と謝罪。グループの全事業所を対象に他の不正がないか臨時調査を実施していると述べた。

 三菱電線は今年2月に問題を把握していたが、半年以上たった10月まで出荷を停止していなかった。三菱マテリアルも出荷停止の2日後に問題を知ったが、今月23日まで公表していなかった。

 会見に同席した三菱電線の村田博昭社長は「不具合があるかもしれないと認識しながら出荷を続けていた」と認めた。竹内氏は公表のタイミングについて「不適合品を納入したお客さまが判明し、安全確認を迅速に進める必要があると判断して本日の会見になった」と釈明した。

 竹内氏は経営責任については「私の責務は問題を早期に解決し、再発防止策を早期に実行することだ」とした。不正の開始時期や改竄の方法を記したマニュアルの存在の有無などについては言及を避けたが、三菱マテリアルの関与は「ないと思っている」と否定した。