サウンドファン、約2億9千万円資金調達 ミライスピーカー普及に弾み

サウンドファンが開発したミライスピーカー(同社提供)
サウンドファンが開発したミライスピーカー(同社提供)【拡大】

 高齢者や難聴者らにも聞こえやすいという特長をもったミライスピーカーの開発・製造などを手がける「サウンドファン」(東京都台東区)は27日、産経新聞社などを引受先とする第三者割当増資を実施し、計約2億9千万円の資金調達を行ったと発表した。

 引受先は産経新聞社のほか、大和通信▽ティーエス・プロ▽UNICORNファンド投資事業有限責任組合▽凸版印刷。サウンドファンは増資によりミライスピーカーの研究開発を加速させる。佐藤和則社長はミライスピーカーの普及を通じて「音のバリアフリーを実現する」とした。

 ミライスピーカーは曲面振動板を用いて音を発生させる特殊構造を採用し、遠くまで届く明瞭な音を出すため、高齢者らにも聞こえやすい。一般的なスピーカーは距離が離れるほど音が弱くなるが、ミライスピーカーは50メートルほど離れた場所でも音が伝わるという。

 難聴者は全国に推定約1500万人。75歳以上の高齢者に限れば約4割が難聴に悩まされている。