【Luxeな日本 ~地元発】足袋蔵のまちに活気「陸王」も後押し 中村直美

行田市の「足袋とくらしの博物館」では足袋製作が見学できる
行田市の「足袋とくらしの博物館」では足袋製作が見学できる【拡大】

  • 中村直美

 人気作家、池井戸潤さん原作のドラマ「陸王」で注目される埼玉県行田市の足袋が元気だ。

 まず、ドラマのようにマラソンランナーとランニング足袋を開発した「きねや足袋」。「陸王」のモデルではないというが、劇中で使われる足袋やミシンなどの美術、技術指導で協力している。80歳代の夫婦が営む「創作足袋 千代の松」は14年前、主流の白足袋や黒足袋を横目に柄足袋の製造販売に乗り出した。若者受けしそうな生地、デザインなど孫の助けも借り、色や柄は100種を超える。

 ポップなデザインが特徴の「武蔵野ユニフォーム」は派手な着物にも合う足袋を、との声に応えた。一昨年パリ・ジャパンエキスポでの好評を機にフランスやドイツで販売を開始。アジアにも販路を広げつつある。

 戦前は全国の足袋生産の8割を占め、市内に200以上あった業者も現在は十数社。それでも今春の日本遺産「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」認定、ドラマ放映で勢いづく。市は、足袋への愛にあふれ、おしゃれに履きこなす「ベスト足袋ニスト」を選ぶ「足袋コレ」の開催、足に合った商品を客に提案する「足袋フィッター」育成などに取り組んでいる。伝統産業の完全復活へ、行田が熱い。

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【luxe(リュクス)】 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。

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【プロフィル】中村直美

 なかむら・なおみ 長崎文化放送、NHK長崎を経て、現在、FM NACK5でニュースアナウンサー、各種司会として活動中。

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