坂道上る電動車いす型ロボ テムザック、販売受け付け開始

体を反転させることなく、安全にベッドから乗り移ることができる電動車いす型ロボット「ロデム」
体を反転させることなく、安全にベッドから乗り移ることができる電動車いす型ロボット「ロデム」【拡大】

 ロボットベンチャーのテムザック(福岡県宗像市)は、電動車いす型ロボット「ロデム」の販売受け付けを開始した。利用者は車体の後ろから前のめりに、オートバイにまたがるように乗る。前傾姿勢で胸や膝を支えるように設計され、人に背負われているような形になる。

 室内だけでなく屋外でも活用できる。最高時速6キロで走行し、航続距離は約8時間の充電で15キロ。最大で斜度10度の坂道を上ることができる。手元のハンドル操作だけでなく、スマートフォンを使った遠隔操作にも対応している。

 商社のCBC(東京都中央区)が販売・レンタルを手掛ける。価格は98万円。レンタルは月額約5万円を予定しているが、介護保険を適用すれば約5000~1万円で借りることができる。2018年度は1000台、19年度は2000台、20年度は5000台の販売を目指している。

 同社は、安全に乗り降りできる車いすが欲しいという九州大学リハビリテーション部の要望を受けて09年から開発に着手した。安全性を不安視されて国内で実証実験ができず、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などとともにデンマークで実証実験を重ねてきた。