日産、国内生産15カ月ぶり減少 10月、新車の無資格検査が影響


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 自動車大手8社は29日、10月の生産実績などを発表した。日産自動車の国内生産は、前年同月比13.6%減の8万2529台だった。新車製造の最終工程「完成検査」に、無資格の検査員が携わっていた問題による生産の停止やペース減速の影響により、15カ月ぶりの前年割れとなった。

 日産は無資格検査の是正のため、10月下旬から11月上旬にかけて、国内向け全車両の生産と出荷を停止した。再開後も、完成検査ラインを集約するなど対策を進めたため、「生産のスピードを4~8割程度に落としている」(同社)という。

 同じく無資格検査が発覚したSUBARU(スバル)は、2.1%増の6万4295台だった。問題公表が10月下旬だったため、目立った影響はなかった。

 8社の国内生産の合計は78万7974台で、前年同月比6.0%増加。欧州・アジア向けの輸出や国内販売が伸びたことなどが寄与した。

 8社中、前年割れだったのは日産とホンダの2社で、ホンダは2.9%減の7万2366台だった。