パナ戦略説明会 社内横断プロジェクト推進、新事業を創出

イノベーション戦略について説明するパナソニックの馬場渉氏(左から2人目)ら=29日、東京都港区
イノベーション戦略について説明するパナソニックの馬場渉氏(左から2人目)ら=29日、東京都港区【拡大】

 パナソニックは29日、都内でイノベーション(技術革新)戦略に関する説明会を開き、米シリコンバレーを拠点に「パナソニックβ(ベータ)」と呼ぶ社内横断プロジェクトを進め、新規事業創出に注力していることなどを明らかにした。

 宮部義幸専務執行役員は中長期的な事業環境は大きく変化し、人工知能(AI)やあらゆるモノがネットにつながるIoTを活用した社会構想「ソサエティー5.0」の到来を指摘。製品だけでなくビジネス全体のイノベーションが欠かせないと説明した。

 そのため今年4月の組織改革でビジネスイノベーション本部を設置した。米の拠点では従来の縦割りの事業部にとらわれない事業の創出に取り組む。馬場渉副本部長は「高いスピード感を持ってすでに住空間に関する試作品までこぎ着けた」と述べた。

 一方、二次電池事業では、「リチウムイオン電池の高性能化と併せ(次世代型の)全固体電池にリソースを割いていく」(宮部氏)方針を示した。