SUVで米販売をてこ入れ ロス自動車ショー トヨタなど発表

トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の3列シートのスポーツ用多目的車(SUV)=11月29日、米ロサンゼルス(共同)
トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の3列シートのスポーツ用多目的車(SUV)=11月29日、米ロサンゼルス(共同)【拡大】

 国際的な自動車展示会「ロサンゼルス自動車ショー」の報道陣への車両公開が11月29日、米西部ロサンゼルスで始まった。各社は売れ筋のスポーツ用多目的車(SUV)を中心にアピールし、米販売のてこ入れを目指している。

 地元カリフォルニア州では来年から環境規制が強化される。メーカーは走行中に二酸化炭素(CO2)を出さない「ゼロエミッション車(ZEV)」の販売を一定比率義務付けられるため、電気自動車(EV)など環境対応車の展示も相次いだ。

 トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」は、SUV「RX」の3列シートタイプを発表。チーフエンジニアの加藤武明氏は「ミニバンに代わる多人数が乗れる車としてSUVの需要が増えている」と語った。日本でも販売する予定で、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が生産する。

 日産自動車は小型SUV「キックス」を発表した。同社幹部は「目立つデザインだ」とアピールし価格も抑えたと説明した。SUBARU(スバル)や三菱自動車も新型のSUVを展示した。

 海外勢は、米フォードモーターの高級車ブランド「リンカーン」が新型SUVを発表した。ドイツのBMWは発表時間の大半をEVなどの説明に使った。

 米調査会社オートデータによると、今年1~10月の米新車販売台数は前年同期比17%減。小型車やセダンを含む乗用車が104%減と落ち込む一方で、燃料安などを背景に、SUVなど比較的大型の車種が43%増と堅調だ。(ロサンゼルス 共同)