ブリヂストン、東レとの契約見直し 津谷正明CEO「曖昧さなくす」 

会見で企業方針などを説明するブリヂストンの津谷正明CEO=1日、東京都中央区
会見で企業方針などを説明するブリヂストンの津谷正明CEO=1日、東京都中央区【拡大】

 東レ子会社の製品性能データ改(かい)竄(ざん)問題で、東レと取引があるタイヤ大手、ブリヂストンの津谷正明最高経営責任者(CEO)は1日の記者会見で、東レと取引を続けたうえで、契約の内容を見直す可能性を示唆した。

 津谷氏は問題の背景について「(取引するうえで)日本式の少し曖昧なところがあり、お互いが補い合うところが残っていた」と指摘。不合格品を相手方の同意のうえで納入する「トクサイ(特別採用)」と呼ばれる慣行を念頭に、今後の対応について「曖昧さを続けるのは難しい。時間をかけて、一番いい解決法を探っていく」と述べ、品質の担保のために契約を厳格な内容に見直すため、同社と協議する意向を示した。

 日本のものづくりの危機が指摘されていることについては、「揺らいでいるとは思わないが、生産現場など一部にしわ寄せがあると問題が出てくる」と強調。一連の問題が、「厳しい契約社会に移行するきっかけになるのではないか」と話した。