武田薬品 東京本社のビルを高島屋に495億円で売却 医薬品事業を伸ばすための資金に

 武田薬品工業は1日、東京本社がある東京武田ビル(東京都中央区)と、隣接する武田新江戸橋ビル(同)の土地と建物を高島屋に売却すると発表した。売却額は495億円。武田は約390億円(税引き前)の固定資産売却益を2018年度の下期に計上する予定。売却益を、成長が見込める医薬品事業を伸ばすための資金に使う。

 2つのビルは武田薬品の全額出資子会社が保有しており、19年3月末までに高島屋に引き渡す。武田薬品は東京都中央区の別の場所に新たなビルを建設中で、18年春に完成した後、東京本社を移転する予定だ。一方、高島屋は取得するビルに東京本社や周辺のオフィスを集約し、業務を効率化する。

 東京武田ビルは1966年に完成。84年から東京本社として活用されてきた。

 武田は「遊休資産の現金化と収益力向上を伴う成長への投資」を中期的な経営施策の一つに掲げている。