【ぐるなびのチョットぐな話】有名シェフ監修の料理キットが届く

写真手前は池袋の中国湖南料理店「華湘」の秦シェフによる監修メニュー「ハニーペッパーの叉焼(チャーシュー)サンド」(3~4人前4104円)
写真手前は池袋の中国湖南料理店「華湘」の秦シェフによる監修メニュー「ハニーペッパーの叉焼(チャーシュー)サンド」(3~4人前4104円)【拡大】

 食市場のなかでも“中食”が急成長している。中食とは、弁当や宅配サービスなどを利用して自宅や職場で食べること。ちょうど外食と内食の間のような存在だ。家でつくる内食にしても、本格内食よりもカンタン内食が増加している。女性の社会進出や核家族化、超高齢化を背景に、食市場が変化しているのだ。こうした生活者のニーズをとらえた市場に新たなサービスが誕生している。

 シャープは、ぐるなびとタイヘイとの協業により、料理キット宅配サービス「ヘルシオデリ」を10月19日から始めた。有名レストランで開発されたオリジナルメニューを自宅のヘルシオで調理・実食できる。

 専用の通販サイトや電話で注文すると、下ごしらえを施した食材と調味料などがセットで届き、対応機種で調理するとシェフの味が家庭で実現できる。価格は1メニュー(2~3人前)当たり3800円(税別・送料込み)から。北海道、四国、九州は送料として別途で300円(税別)が必要。

 サービスの提供に当たっては、ぐるなびの加盟店ネットワークを生かし、有名レストランのシェフにメニューの開発を依頼。日本料理「幹東」の星野幹東さん、フランス料理「モノリス」の石井剛さん、「中国湖南料理 華湘」の秦由弘さんらが協力している。他に有名料理研究家によるメニューもラインアップされている。また、食材はタイヘイが調理加工し、ヘルシオにあった分量を最適なカット方法と下ごしらえを施す。

 ヘルシオデリの料理キットサービスは、外食業界と食品業界の間にあるプラットフォームとしても機能し、さまざまな飲食店のシェフが参加できる仕組みもつくっていく。

 9月の発表会で、ぐるなびの久保征一郎社長は「ヘルシオデリは日本の新しい食文化をつくっていくととらえており、ぐるなびが思うことと一致している。今後、この事業は飲食店にとって収益の柱の一つになり、ご協力いただくシェフの方々の知名度の向上、さらに飲食店が評価されることを期待しています」と外食産業に好影響をもたらすことを願った。

 シャープも食材宅配事業への新規参入で、人が主役となるスマートライフの実現を目指す。専務執行役員の長谷川祥典さんは、「急速に成長している自宅での調理や食事を支援する約2000億円の食サービス市場。その10%に当たる200億円の売り上げを2020年までに達成したい」と意気込んだ。

 まずは週末のハレの日のサービスとしてスタートするヘルシオデリ。記念日や豪華な週末ディナーを楽しみたいときは、有名店のシェフの味を自宅で味わってみてはいかがだろうか。

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 ■ぐるなび

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