貸倉庫の新しいカタチ オンデマンドから貸し出しまで進化するサービス (3/3ページ)

▽貸し出しで収入も得られる

 そしてオムニが新たに始めたのが、人々が預けているものを、それを必要としている別の人々に貸し出すのを仲介するというビジネスだ。預けているということは現在その人にとっては不要なものであり、それを使いたい人に貸し出して収入を得るというのは悪い話ではない。

 貸し出したい場合、アプリを使って対象の私物を選択、貸し出しリストを作成する。品物のサイズやブランド名などの詳しい説明と貸し出し金額を追加し、貸し出し可能な期間を設定する。リスト作成が完了すると、オムニがその品物を調べ、貸し出し可能な状態にあるかどうかを検証する。壊れていて使えない、状態が悪いといった場合は、貸し出しの許可が下りない。

 貸し出しが許可され、公開されたらあとは簡単だ。誰かが借りたいという希望を出すと、持ち主にオムニから連絡が届く。持ち主が了承すれば、オムニが倉庫から該当品を出し、借りたい人のもとへ配達する。借りた人の支払い金額の50%が貸した人、50%がオムニの取り分となる。また友人同士の場合、無料で貸し借りすることもできる。ただし、オムニのサービスが利用できるのは、現在サンフランシスコ周辺のみとなっている。

 自動車や自転車などのシェアビジネスが拡大している今、倉庫に預けているものを他人に貸すという事業は、日本でも受け入れられるのではないだろうか。(岡真由美/5時から作家塾(R))

 《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。