楽天、格安スマホ事業買収に意欲 グループ連携で顧客獲得に自信を示す

楽天の格安スマートフォン事業を説明する大尾嘉宏人執行役員(左)=1日、東京都世田谷区
楽天の格安スマートフォン事業を説明する大尾嘉宏人執行役員(左)=1日、東京都世田谷区【拡大】

 楽天の格安スマートフォン事業「楽天モバイル」を統括する大尾嘉(おおおか)宏人執行役員は1日、事業説明会を開き、11月1日に買収を完了したプラスワン・マーケティングの格安スマホ事業に続く、他の格安スマホ事業の買収に意欲を示した。

 大尾嘉氏は、今年の楽天モバイル事業の売り上げが2015年比で5.6倍になる見通しになったことを明かした上で、ネット通販サイト「楽天市場」など楽天の各種サービスと連携したキャンペーンなどで「効率的に顧客を獲得できた」と述べた。

 ヤフーのネット通販サイトと連携したキャンペーンを展開しているソフトバンクの格安スマホブランドのワイモバイルに対しても、「グループの総合力(による顧客獲得)では勝てるのではないか」と自信を示した。

 その上で、プラスワンの格安スマホ事業を負債込みで約36億円で買収し、結果としてプラスワンの35万人の契約者を新たに楽天モバイルに取り込むことができたことに対して、「適正な買収価格だった」とし、他の格安スマホ事業者の買収についても、「前向きに検討していく。M&A(企業の買収・合併)の方が、顧客獲得コストが安ければやりたい」との考えを示した。