米新車販売、11月は2カ月ぶり増 日本勢はホンダなど3社プラス

 米調査会社オートデータが1日発表した11月の米新車販売台数(暫定値)は前年同月比0.9%増の139万3010台で、2カ月ぶりにプラスとなった。スポーツタイプ多目的車(SUV)やピックアップトラックが引き続き好調だった。

 日本勢は3位のトヨタ自動車が3.0%減、13位のマツダが2.6%減と振るわなかった一方、5位のホンダが8.3%増、8位のSUBARU(スバル)が0.8%増、15位の三菱自動車が24.8%増だった。

 日産自動車はデータ集計が間に合わず、13.9%増の6位と推計した。オートデータは日産の集計を待ち、4日に確定値を公表する見通しだ。

 今年1~11月の累計は前年同期比1.5%減の1562万2461台。年間では約1755万台と2年連続で過去最高を更新した昨年に近い水準を維持しそうだ。

 首位のゼネラル・モーターズ(GM)は2.9%減、4位の「FCA US」(旧クライスラー)は4.2%減。いずれも利益率の低いレンタカー向けを抑えたため。レンタカー向けが増えたフォード・モーターは7.0%増だった。

 車種別ではセダンからSUVなどへのシフトが続いており、比較的大型の車種は6.6%増、小型車やセダンを含む乗用車が8.2%減だった。(ニューヨーク 共同)