日本電産、仏車大手PSAと合弁会社設立 電気自動車向けモーター生産

日本電産の永守重信会長兼社長
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 日本電産は4日、フランスの自動車大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)と電気自動車(EV)向けモーターを生産する合弁会社を同国に設立すると発表した。

 日本電産が2月に買収したフランスの子会社「日本電産ルロア・ソマーホールディング」とPSA側が計1500万ユーロ(約20億円)を出資し、来年3~4月に合弁会社を設立する。出資比率は50%ずつで、最高経営責任者(CEO)は日本電産側から選出する。

 日本電産は小型モーターの世界最大手。2030年度に連結売上高を10兆円に引き上げる構想を掲げており、EV向けモーターに力を入れている。