JERA、仏LNG取引事業買収へ 価格競争力高め、調達費抑制狙う

 東京電力フュエル&パワーと中部電力が共同出資する火力発電会社「JERA(ジェラ)」が、フランス電力から液化天然ガス(LNG)の取引事業を買収する検討をしていることが3日、分かった。取扱量を増やして価格競争力を高め、調達費を抑える狙い。

 フランス電力の子会社から、LNGのトレーディング事業を取得する方向で調整しているとみられる。ジェラは既に年間約3500万トンのLNGを扱っており、世界屈指の取引量をさらに拡大させる。

 東電と中部電は福島第1原発事故後に全原発が止まり、今は電力供給を火力発電に頼っている。LNGや石炭といった燃料の使用が急増し、収益を圧迫しているため、調達費抑制が課題となっている。

 ジェラは今年、フランス電力の子会社から石炭の取引事業も取得していた。