東芝、半導体売却で米提携先との係争解決協議が山場 「7、8合目」も予断許さず (1/2ページ)

東芝メモリをめぐる東芝と米WDの対立
東芝メモリをめぐる東芝と米WDの対立【拡大】

 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却をめぐり、東芝と、提携先の米ウエスタンデジタル(WD)との係争解決に向けた協議が山場を迎えている。両社は早期に和解する方向では一致しており、週内の和解を目指している。ただ、両社の見解にはなお隔たりがあり、最終的に折り合えるかは予断を許さない。(万福博之)

 東芝の成毛康雄副社長は先週末に訪米し、WD側と和解に向け協議を行った。関係者によると、「交渉は7、8合目まできている」と、着実に進展しているもようだが、「まだ複数の項目でギャップがあり結局結論は出なかった」という。

 WDは近く取締役会を開き、和解に向けた決議を行う予定。東芝の交渉関係者は両社の協議がまとまるかどうかは「WDが突っ張るのか、折れるのかその中身次第だ」と述べ、「この1週間はいろんな可能性がある」との見解を示した。

 東芝とWDは半導体メモリーを生産する東芝メモリの四日市工場(三重県四日市市)を共同運営する。WDは東芝メモリの売却に反対し、5月に国際仲裁裁判所に提訴。一方、東芝は8月に四日市工場で来年夏稼働する第6棟への最初の設備投資を単独で行うことを決め、対立は先鋭化した。