政投銀 女性起業家の新ビジネスプランコンペ 大賞にクラウドクリニック社長

日本政策投資銀行の柳正憲社長からトロフィーを授与される川島史子さん=東京都千代田区
日本政策投資銀行の柳正憲社長からトロフィーを授与される川島史子さん=東京都千代田区【拡大】

 日本政策投資銀行はこのほど、女性起業家を対象にした「第6回女性新ビジネスプランコンペティション」を実施、在宅医療支援サービスを提供するクラウドクリニック(東京都港区)の川島史子社長が女性起業大賞を受賞した。

 同コンペティションは2012年からスタート。女性による起業の機運を盛り上げることを目的に掲げている。受賞者には事業奨励金を支給するとともに、コンペティション終了後も外部の起業経験者らと連携し、計画実現へ向けたサポートを行っていく。今回は270件の応募があり10人のファイナリストが最終審査会に臨んだ。

 クラウドクリニックは、在宅医療の煩雑な事務作業を、遠隔オペレーションセンターで受託する。業務の効率化を支援することで医師の負担を軽減し、出産などで離職した女性が活躍、キャリア形成や働き方改革が可能となるビジネスモデルを構築した点が評価された。

 女性起業優秀賞は、小さなチップとスマートフォンによる感染症即時診断デバイスの研究開発を行う、ナノティス(東京都渋谷区)の坂下理沙CEO(最高経営責任者)が受賞した。

 女性起業ソーシャルデザイン賞に輝いたのは、スリーラインズ(愛媛県宇和島市)の山内満子社長。井戸海水を利用した「スジ青のり」の陸上栽培技術を確立させることで、地方創生を目指している。

 女性起業奨励賞には、RICCI EVERYDAY(静岡市葵区)の仲本千津社長が選ばれた。ウガンダで社会的に疎外された人々を雇用し、自立を支援しながら、高品質な“メード・イン・ウガンダ”のバッグなどを世界に発信する事業モデルが注目を集めた。