損保ジャパン日本興亜、ドローンを都市部で本格活用へ 災害時の現地調査など念頭 (1/2ページ)

 損害保険ジャパン日本興亜が、首都直下地震などに備え、都市部で小型無人機ドローンを活用する取り組みを本格化させる方針を固めたことが4日、分かった。災害時でのドローン活用は地方を中心に広がりつつあるが、都市部では電波障害やビル風などの影響で導入が難航している。同社は今後、ドローン関連予算を拡大する方針で、12日には一般人を含めた50人超の態勢で情報収集や避難誘導などの実証実験も行い、早期の実用化を目指す。

 保険会社がドローンの活用に力を入れるのは、災害時の現地調査に活用し、迅速な保険金の支払いに役立てるためだ。また、スピーカーを取り付けて避難誘導したり、医療物資や食料などを運搬したりすることで被害を最小限に抑え、保険金の支払いを減らす狙いもある。

 これまでも同社は、昨年4月の熊本地震などでドローンを活用してきたが、都市部での実践運用はまだできていない。人口密集地での飛行は危険が伴う上、多くの妨害電波が飛び交うためドローンを安定飛行させるのが困難だからだ。ビル風など自然とは異なる気象条件も導入を難しくさせているという。