経団連会長、品質不正問題で会員に調査要請

財務省内で報道陣の取材に応じる経団連の榊原定征会長=11月29日、東京都千代田区
財務省内で報道陣の取材に応じる経団連の榊原定征会長=11月29日、東京都千代田区【拡大】

 経団連の榊原定征会長は4日の定例会見で、大手製造業で検査データ改竄(かいざん)などの品質不正問題が相次いでいることを受け、同日中にも1500の会員企業・団体に文書で不正事案の調査要請、法令や契約の順守を呼びかける文書を発送すると発表した。期限は明記していないが、年内にも調査状況を報告させ、年明けにも経団連が取りまとめて結果を報告する。

 榊原氏は「品質管理に関わる不適切な事案が続き、日本企業が国際社会や国民から信用・信頼を失いかねない事態になっている」と、異例の措置に取り組むことを説明した。その上で、法令違反があった場合には、速やかに公表し、関係省庁や経団連に報告させることも求めた。

 また、12日の幹事会で榊原氏が直接、品質不正問題への対応について説明、要請するほか、経済産業省の担当者らを招いた会員向けの説明会も、月内に開催する予定だ。