【日本発!起業家の挑戦】医師の負担の少ない時間にMRから情報収集 コミュニケーション効率化 (2/5ページ)

MRと医師のコミュニケーションの効率化を図るマーティ・ロバーツ氏
MRと医師のコミュニケーションの効率化を図るマーティ・ロバーツ氏【拡大】

 --それをどんな仕組みに変えているのですか

 「エンタッチは、医師が都合の良い時間にMRなどの『メディカルパートナー』と話して必要な情報を得られるよう、希望時間を登録してスケジュールを決められるオンラインシステムを提供しています。医師は新しい薬剤や治療法についての情報を求めていますが、診療時間帯は忙しく、集中することもできません。エンタッチなら土日や早朝、夜遅くにも利用できるため、医師は負担の少ない時間帯にMRから情報を収集できます」

 「また、製薬会社には費用削減の大きなプレッシャーがかかっています。現在、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用割合は6割ですが、政府はそれを2020年9月までに8割に引き上げようとしています」

 --エンタッチ創業前は、製薬業界向けに市場調査を提供するフランス本拠のセジデム日本法人で社長を務めていましたね

 「市場調査だけではありません。その他に特許データ事業、出版事業、MRのためのセールスフォース導入を行うソフトウェア事業などの部門がありました。MRがどのように時間を使っているか、医師がMRとの面会をどの程度価値があると感じたか、打ち合わせ後に何を覚えているかなどのデータを持っていました。そのため、業界内の効率の悪さが私の目には明らかでした」

米国で実証されたシステム、日本で販売