買収相手の経営陣交代提案 米半導体大手が新戦略

 米半導体大手ブロードコムは4日、買収を目指している同業のクアルコムの新たな取締役候補11人を発表した。クアルコムの現経営陣がブロードコムの買収提案を拒否したための新たな戦略。来年3月6日に予定されているクアルコムの株主総会では、経営陣の選任を巡る委任状争奪戦になる。

 取締役候補はフィンランドの通信機器大手ノキアの出身者ら。ブロードコムのタン最高経営責任者(CEO)は声明で「株主や顧客らが今回の取引を支持しているのに、クアルコム(の経営陣)は(話し合いなどの)機会を無視した」と批判した。

 クアルコムも「ブロードコムの買収提案は当社の価値を著しく減少させる」とあらためて拒否する姿勢を示した。(共同)