【株式ニューカマー】サインポスト ITスキル生かしたコンサルで金融以外の分野にも進出 (1/2ページ)


【拡大】

 □サインポスト・蒲原寧社長

 金融機関向けに特化したITコンサルティング事業を手掛けるサインポストは11月21日、東証マザーズ市場に新規上場した。課題の解決策にとどまらず、実際に改善するまで責任を持つことで他のコンサル会社と差別化を図る。蒲原寧社長は「金融以外の分野にもITスキルを生かし、生産性の向上に貢献する」ことを目指している。

 --他のコンサルティング会社とは一線を画している

 「一般的にITコンサル会社はシステム部門のみを担うが、当社は顧客の経営課題を解決するため、事務、法人などの各部門、支店といった企画部門をまとめて具体的に支援している。課題の指摘と改善策の提案にとどまらない。当事者意識を持って顧客企業に出向して、実際の業務改善を実行することもある。自らに責任を持ち、徹底することが強みだ。かゆいところに手が届くというより、かゆいところを見つけるところから懇切丁寧に、顧客のための事業を展開している」

 --新たな事業も育っている

 「これまでコンサルティング事業で業績を伸ばしてきたが、今年になってこれまで種をまいてきたソリューション事業とイノベーション事業が収益に結びついてきた。ソリューション事業はベンチャー企業の先端技術を活用し、新サービスを開発して顧客に提供する。イノベーション事業はディープラーニング(深層学習)を独自に研究し、システムが人に代わってさまざまなものを認識して人手不足の解消や生産性向上を実現している。世界初の人工知能(AI)搭載レジスター『ワンダーレジスター』を開発し、すでに7月から電気通信大学の生協で実証実験を行っている。商品を置くとAIが自動識別し、一括精算する。レジ待ち時間短縮などに役立っている」

社会的信用を高めるため上場