11月の車名別新車販売、「N-BOX」首位、日産は2カ月ぶり圏内返り咲き

全面改良した「N-BOX」
全面改良した「N-BOX」【拡大】

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した11月の車名別国内新車販売台数は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が前年同月比41・7%増の2万992台となり、3カ月連続で首位だった。自動ブレーキなどの先進安全技術を標準装備した新型車を9月に投入し、子育て世帯を中心に支持を集めた。

 日産自動車は、新車の無資格検査の発覚を受けて国内向け車両の出荷を停止した影響で販売が落ち込み、10月は上位10車種の圏外に転落していたが、軽「デイズ」が圏内に2カ月ぶりに返り咲いた。

 デイズは10月の17位から8位に順位を上げ、11・9%増の8624台。デイズは三菱自動車に生産を委託しているため出荷は続いていたが、無資格検査によるブランドイメージの低下が足を引っ張っていた。

 2位はダイハツ工業の軽「ムーヴ」で6・9%減の1万2291台。上位10車種のうち軽は6車種で、10月から一つ増えた。トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」は10月の5位から3位に順位を上げ、4位には前月と同様にトヨタのHV「アクア」がつけた。