JOLEDがパナソニックなどに増資引き受け要請

 パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLEDは、パナソニックなどに増資引き受けの要請をしたことが6日、分かった。JOLEDは低コストで生産できる独自方式で有機ELの量産を平成31年にも開始する予定。約1千億円の増資で、設備投資などの資金を確保する。

 JOLEDは国内の複数の取引先企業などに増資の引き受けを打診中だ。パナソニックは「相談があり、これから検討していく」(広報部)という。早期に増資計画の全容を固め、来年3月末までに増資を完了させたい考えだ。

 JOLEDは増資で得る約1千億円の3分の2を有機ELを量産するための設備投資に回し、残りを量産が軌道に乗るまでの運転資金に充てる。

 現在は株主で中小型液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)の石川工場(石川県川北町)を間借りして少量生産するが、量産に向けJDIが年内に稼働を停止する能美工場(同県能美市)を引き継ぐ。

 有機ELは液晶より高精細で省エネ性能も高く、市場拡大が確実視される。既に韓国勢が圧倒的なシェアを握るが、日本発の新技術で巻き返しを図る。