LaPresse:モロッコ国王が米国大統領に懸念を表明

LaPresse:モロッコ国王が米国大統領に懸念を表明

AsiaNet 71436 (1988)

【ミラノ2017年12月7日PR Newswire=共同通信JBN】Committee Al Qods(アル・コッズ(エルサレム)委員会)会長であるモロッコ国王モハメド6世は、ドナルド・トランプ米大統領が「エルサレムをイスラエルの首都と認定し米大使館を移転する」ことを決定したとの報を受け、同大統領にメッセージを送り、「アラブおよびイスラム諸国の人々の深い懸念と動揺」を表明した。

Al Qodsはエルサレム市のアラビア名であり、Pan-Arab Al Qods Committeeはイスラム協力組織で、イスラム教徒、ユダヤ教徒およびキリスト教徒の聖地であるこの都市のアラブ・イスラム的性質を守ることを狙いとする。

モハメド6世は、米国のいかなる突然の先制行動も中東の和平プロセスを脅かす恐れがあると警告、「10億以上の人々を代表する57の加盟国を持つイスラム協力組織Al-Qods Committeeの会長として申し上げたい」と述べた。

国王モハメド6世は書面でトランプ大統領に対し「政権発足当時から、大統領はパレスチナとイスラエル双方の和平プロセスを再開する強い意志と堅い決意を表明し、モロッコ王国を含む国際社会の持続的な協力を受けながら、この方向で有望な措置を講じてきた。しかし今回の決定はパレスチナ・イスラエル紛争における和平進展にマイナスの影響を与える可能性がある」と伝えた。

モロッコ国王はトランプ氏に「中東地域は避けるべき深刻な危機に瀕し、過激主義やテロの根幹となる不満や失望の感情を増幅しうるあらゆる事柄に見舞われている」と書いた。国王モハメド6世はメッセージの中で、3つの宗教にとってのエルサレム市の重要性を想起させ「その独特の宗教的特異性により、エルサレム市は共生の地ならびにすべての人々の共存と寛容の象徴であり続けなくてはならない」としている。さらに国王は、トランプ氏の「政権の賢明なビジョン」「中東地域の平和と安定へのコミットメント」および「和平プロセスの再開を促進し、それを妨げ停止させる事柄はすべて回避するという強い決意」 を疑わないと締めくくった。

ソース:LaPresse