中外製薬、バイオ医薬の新設備公開


【拡大】

 中外製薬は7日までに、東京都北区の浮間事業所で建設中の新たなバイオ医薬品の生産設備を報道陣に公開した。372億円を投資して2019年6月に稼働させる。この事業所でバイオ医薬品を製造する培養槽を現在の1万3000リットルから4万9000リットルに増やす。

 事業所の敷地に延べ床面積2万6000平方メートル強の新棟を建設し、6000リットルの培養槽6基を新設する。バイオ医薬品の初期開発から商業用生産までの一貫体制を整える。複数の品目の医薬品を同時に開発するため、少量多品種の生産にも対応できるようにする。

 バイオ医薬品は、化学物質を合成した通常の薬とは異なり、細胞の培養や遺伝子組み換え技術を使って製造する。中外製薬は13~15年にも浮間事業所に29億円を投じ、能力を増強した。