米投資ファンドのベインキャピタルは7日、広告大手アサツーディ・ケイ(ADK)に対し実施していた株式公開買い付け(TOB)が成立したとの報告書を関東財務局に提出した。発行済み株式数の約87%の応募があった。ベインは残りの株式も買い付ける方針で、ADKは上場廃止となる見通し。
ADKは今後、ベイン傘下でデジタル広告分野などを強化する。ベインはADKの事業モデル再構築を支援し、数年後の再上場を目指す。
TOBの応募期限は6日だった。TOB実施前に筆頭株主だった英広告会社WPPグループもTOBに応募しており、資本提携を解消する。