「喫茶王国」名古屋で無料モーニングをしない それでも人気店になった秘密 (1/6ページ)

 “喫茶王国”である愛知県は、ドリンクを頼めば無料でつく豪華なモーニングサービスが有名だ。こうした「名古屋モーニング」とは一線を画しながら、スターバックスやコメダ珈琲店といった全国チェーンをしのぐ人気店がある。普通の喫茶店が“遠くから客が集まる店”に進化した秘密とは--。

 喫茶と洋菓子の「二刀流」

 愛知県名古屋市北区に「上飯田」(かみいいだ)という町がある。地下鉄の駅はあるが、繁華街ではなく下町色の強い住宅街だ。その駅から5分ほど歩くと、瀟洒な店構えの喫茶店「カフェタナカ」が見えてくる。実はこの店、県外からもお客が訪れる人気店だ。

カフェタナカ本店(名古屋市北区)の外観(PRESIDENT Onlineより)

カフェタナカ本店(名古屋市北区)の外観(PRESIDENT Onlineより)

 門をくぐり店内に入ると、左側が「洋菓子売り場」、右側が「カフェ」となる。洋菓子売り場の大型のショーウインドーには、「モンブラン」や「和栗のフィナンシェール」、「タルト・タタン」(りんごのタルト)「タルト・オ・ポワール」(洋梨のタルト)などが並ぶ。

 カフェはネル(布)ドリップのコーヒーが自慢。名古屋地区で初となる「スチームパンク」という抽出機も導入した。食事も充実しており、名物は「鉄板スパゲティ」(鉄板に玉子を敷き、上にスパゲティを載せたもの)だ。

テイクアウト・イートイン、「両方本格」に強み