経済産業省は13日、無人の車両が公道を自動走行する国内初の実証実験を石川県輪島市で18、19両日に行うと発表した。車両は自動運転の5段階のうち、全ての操作をシステムが担う「レベル4」の技術を搭載する。
実験には小型の電動カートを利用。片側1車線で約1キロの周回路を時速12キロまで出して走り、コースから離れた場所に設置した画面で、走行時の周囲の状況や音声を監視する。公道を閉鎖しないため一般車も通る。
車両やシステムは経産省と国土交通省が産業技術総合研究所(茨城県つくば市)に委託して開発した。今後、福井県や沖縄県での実験も予定している。