アキレス、衝撃吸収性高めたランニング靴拡充 足腰痛めず

 靴メーカーのアキレスが独自技術で衝撃吸収性を高めたランニングシューズ「メディフォーム」の品ぞろえを強化した。今春から販売している3種類に加えて11月に4種類を発売し、計7種類に増やした。ランナー人口の減少で市場環境が厳しくなる中、足腰を痛めないよう健康機能を高めた商品で販売を伸ばしたい考えだ。

 メディフォームは、中底にポリウレタンを採用している。一般に使われるビニール系樹脂の素材より粘性があり、着地の衝撃吸収性を約10%、反発性では約50%高めた。配合に繊細な技術が必要で、競合相手はドイツ大手アディダスの「ブースト」などわずかという。

 開発担当者は「軽さを追求した本番用ではなく、普段の練習で使ってもらいたい」と話す。

 今後はウオーキングとアウトドア用も追加する方針だ。

 メディフォームは7種類で計26色を用意した。価格は1万584円~1万2960円。