黒田電気へのTOB成立 アジア系投資ファンド

 電子部品商社の黒田電気は16日、アジア系投資ファンド「MBKパートナーズ」の関連会社による株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。議決権ベースで株式の約68%の応募があり、成立要件を満たした。黒田電気は上場廃止となる見通しで、MBKパートナーズ傘下で事業拡大を図る。

 TOBは11月2日から12月15日まで1株2720円の買い付け価格で実施した。黒田電気株を一時、買い進めていた旧村上ファンド関係者も今回のTOBに賛同する方針を示していたという。