東京ガス、米シリコンバレーでベンチャー投資 今後10年で100億円

 東京ガスは18日、米カリフォルニア州のシリコンバレーにベンチャー投資などを行う子会社を設立したと発表した。今後10年間で約100億円を投資する計画。人工知能(AI)関連企業などが集まるシリコンバレーで、エネルギー分野に応用できる技術や協業企業の候補を探る。

 設立したのは、「アカリオ・インベストメント・ワン社」。山上伸技術本部長が社長を兼務するほか、マネジャー級2人が駐在する。

 併せて情報収集を担う子会社も設立し、現地での人材採用も視野に入れる。ベンチャー投資と連携し、技術革新の芽を発掘することを目指す。

 東ガスは平成32年度まで3カ年の中期経営計画で、技術開発の取り組みとして「AIやビッグデータ解析を活用したより高度な故障予知・最適運用」などを掲げている。