電力9社が来年2月に値上げ、燃料価格の上昇が主因 ガスは2社が値下げ

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 電力大手全10社のうち9社が、来年2月の家庭向け電気料金を1月よりも値上げする見通しであることが18日分かった。燃料となる原油や石炭の価格が上昇したのが主因で、中部電力のみ横ばい。都市ガス全4社は主原料の液化天然ガス(LNG)価格が落ち着いていたため2社が値下げ、2社が横ばいを見込む。

 標準的な家庭の月額電気料金の上げ幅は、沖縄電力の73円程度が最も大きく、北海道電力の62円、四国電力の47円、中国電力の39円が続いた。次に北陸電力が36円、東北電力は23円、九州電力は20円、東京電力は19円、関西電力は5円の引き上げとなる。

 ガス料金は大阪ガスが6円、東邦ガスが2円程度の値下げで、東京ガスと西部ガスは横ばい。

 来年2月の電気、ガス料金は今年9~11月の原油やLNGなどの平均輸入価格を基に決める。