無人車両で初の公道走行 産総研 自動運転実証実験

公道を自動走行する無人の車両=18日午後、石川県輪島市
公道を自動走行する無人の車両=18日午後、石川県輪島市【拡大】

 産業技術総合研究所(茨城県つくば市)は18日、石川県輪島市で、無人の車両が公道を自動走行する実証実験を実施した。産総研によると、運転席だけでなく車内が完全に無人で、公道を閉鎖せずに行う実験は国内初という。

 実験には小型の電動カートを使用。約1キロの周回コースを地面に埋め込まれた誘導線をカートが感知しながら走行する。カートには前後左右4カ所にカメラを搭載。離れた場所から研究者がモニターを見ながら停車させることもできる。

 18日は関係者が見守るなか、無人で方向指示器を出して実験がスタート。公道に出ると時速6キロで約100メートルを走行した。その後は研究者ら4人が乗車し、自動ブレーキ機能や障害物への回避対応を確認した。19日まで続ける。

 産総研の加藤晋研究ラボ長は「コスト面や安全性にまだ課題がある。今後、実験を積み重ねて2020年の実用化を目指したい」と話した。

 車両や交通システムは経済産業省と国土交通省から委託を受けて開発した。実験は福井県や沖縄県でも予定されている。