ゴーン氏の後継者選び本格化 ルノー取締役会が2月までに指名 仏紙

 仏自動車大手ルノーと日産自動車、三菱自動車の3社連合を統括するカルロス・ゴーン氏(63)の後継者選びが本格化しているようだ。仏紙レゼコーは20日、ヘッドハンターが候補者探しを行っており、ルノー取締役会は2月までに後任を指名するもようだと報じた。

 ゴーン氏は4月1日付で日産自動車の最高経営責任者(CEO)を退任したものの、引き続き同社会長を務めている。ルノーでも日産と同様に会長職にとどまる可能性があるという。ゴーン氏は三菱自動車の会長も務めている。ルノーは2017年度決算発表前の2月に取締役会を開催する予定だ。

 自動車業界は現在、自動運転や電気自動車(EV)の普及でパラダイムシフトの真っただ中にある。ゴーン氏はCEOを後進に譲るも、引き続き将来の構想に関与する見通しだ。

 レゼコーによると、ルノーに15%出資する仏政府は、同社トップに仏国籍者が指名されるのを望んでいる。同紙は現在社内にいる人物の中でCEO候補として、営業・マーケティング担当のティエリー・コスカス上級副社長、デピュティ・チーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)のシュテファン・ミュラー氏、ティエリー・ボロレ最高競争責任者(CCO)らを挙げた。ルノー出身者の候補には、トヨタ自動車取締役副社長のディディエ・ルロワ氏、仏自動車大手グループPSAのカルロス・タバレスCEO、法人向けクラウドサービス大手のセールスフォース・ドットコムの要職に就いていたパトリック・ペラタ氏らが名を連ねる。

 また、外部からの招聘(しょうへい)も検討され得るとして、エアバスのファブリス・ブレジエ最高執行責任者(COO)も挙がっている。(ブルームバーグ Ania Nussbaum)