丸の内を自動運転バスがゆく オフィス街での乗り心地は…記者が試乗ルポ (3/4ページ)

走行する自動運転バス「ナビヤアルマ」=22日、東京・丸の内
走行する自動運転バス「ナビヤアルマ」=22日、東京・丸の内【拡大】

  • 自動運転バス「ナビヤアルマ」=22日、東京・丸の内
  • 自動運転バスの車内から外を見た様子=22日、東京・丸の内
  • 自動運転バスの試乗会でテープカットに「臨む今井康之ソフトバンク副社長(中央)ら=東京・丸の内

 ただ、楽しい時間はあっけなく過ぎてしまう。実は、この日の走行コースは直線のみのわずか40メートル(!)を往復するだけ。今回はおそらく自転車並みの低速に抑えられていたが、それでも片道約30秒ほどでゴール地点に着いてしまった。できればもっと乗り続けて、丸ビル(丸の内ビル)や東京駅など、東京の名所・スポットを巡回したかったというのは本音。

都市部の交通インフラ改善の切り札になるか

 それでも、報道陣以外に一般参加者も体験できる試乗会とあって、事前応募で当選した大勢の人が、“近未来バス”に続々と乗り込み、つかの間のドライブを楽しんでいた。

 だが、今回の試乗会は、実は重要な社会実験の一環でもある。主催者の少し堅い

説明によれば、「持続可能な将来の都市交通構築の一歩として、交通規制をかけ、一般車両の進入がない専用空間での自動運転の性能・運用の実証と、一般の方に試乗いただくことにより、その受容性を調査するため」という。

 東京や大阪など大都市では、運転手不足や路線の維持など交通事業者が多くの悩みに直面している。関係者らは、今回の都心部での実験を通して、一般利用者の理解を促し、自動運転バスの実用化による公共交通の改善につなげたいとしている。

課題もあるが夢の実現も遠くない?