ブリヂストン、パンクしない次世代タイヤの開発加速 スペア・メンテ不要で省資源 (3/3ページ)

パンクしないタイヤを装着した自転車を紹介するブリヂストン革新タイヤ開発部の阿部明彦フェロー=8日、東京都江東区
パンクしないタイヤを装着した自転車を紹介するブリヂストン革新タイヤ開発部の阿部明彦フェロー=8日、東京都江東区【拡大】

  • 空気圧ゼロでも一定距離を走れるブリヂストンの「ランフラットタイヤ」=8日、東京都江東区

 開発競争が活発化

 世界的な自動車保有台数の増加に伴うゴム資源の不足問題が指摘される中、競合各社も省資源タイヤの開発に力を入れている。既に東洋ゴム工業は独自開発のエアレスタイヤを軽自動車に装着し120キロの走行試験で耐久性を実証したほか、住友ゴムは商品ライフサイクル全体の環境性能を高めた新素材のタイヤを2020年に開発する方針を今秋に打ち出した。建機・農機用エアレスタイヤを商用化する米ミシュランも、培ったエアレスタイヤ技術を乗用車に転用する可能性を探っているという。

 ブリヂストンはエコプロで、パンクしても一定距離を走れる「ランフラットタイヤ」もアピール。同社新事業戦略企画部の村沢圭ユニットリーダーは「無駄なく利用できることを啓蒙(けいもう)したい」と意義を強調した。タイヤの技術革新は消費者の環境意識を高めるきっかけになりそうだ。(臼井慎太郎)