「楽しいことに出資しまっせ」吉本興業、総額10億円のファンドを設立

 吉本興業は8日、画期的な新技術や企画を打ち出すベンチャー企業に投資するファンド「よしもとベンチャーファンド」を設立したと発表した。出資条件は「新しくて楽しいこと」としており、第1弾としてサイバーセキュリティーを手掛ける東京都内の企業など3社への出資を決めた。

 ファンドは11月1日付で設立。投資総額は10億円規模で、運用は子会社の「よしもとインベストメント」(東京)が行う。

 平成29年度中にさらに複数の投資先を決める。IT関連や飲食などさまざまな業種への出資を想定しており、自社の所属タレントの企画する事業も対象にするという。