【スポーツbiz】キタサンブラック快挙も…売上げはピーク時の半分、JRAの地道な努力 (2/3ページ)

有馬記念を快勝したキタサンブラック=24日、中山競馬場
有馬記念を快勝したキタサンブラック=24日、中山競馬場【拡大】

 キタサンブラックという人気馬を中心に高い関心を集めながら、しかし、今年の有馬記念の売り上げ441億9957万5700円は前年比98.4%。ギネス記録に載るなど最高値を示した1996年、875億104万円の50.5%にすぎない。

 JRAの売り上げを比べても、ピーク時の97年には4兆6億6166万3100円に上っていたが、2016年は2兆6708億8026万1600円と66.8%となっている。

 開拓に地道な努力

 では、競馬人気は退潮しているのかというと、決してそうではない。確かにピーク時には売り上げ4兆円を突破したが、あくまでもバブル時代で単純に比較はできない。

 国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者の平均年収はその頃を頂点に、1990年代後半から下がり、2009年、11年には410万円を切った。JRAの売り上げも11年に2兆2935億7805万3000円と最低値を記録した。

 12年以降はレースによって変動はあるものの、むしろ上昇カーブを描く。JRAの売り上げは給与所得者の平均年収、可処分所得のカーブに比例しているといってもいいが、人口減少時代、関係者のファン開拓の地道な努力が実を結んだといえよう。

JRA自らがギャンブル依存に取り組む