【三菱マテリアル不正】利益確保の重圧 萎縮する子会社 (2/2ページ)

三菱マテリアル本社の入る経団連会館=東京都千代田区(桐原正道撮影)
三菱マテリアル本社の入る経団連会館=東京都千代田区(桐原正道撮影)【拡大】

 三菱伸銅では、辞任する取締役らが不正を把握していたが、取締役会へ報告していなかったといい、親会社に伝わるのを恐れていた可能性がある。三菱電線工業の村田博昭前社長も、2月ごろに不正の可能性を知ってから10月25日まで、三菱マテリアルに報告していなかった。

 三菱マテリアルはグループのガバナンスについても強化策を検討中だ。竹内社長は「親会社に速やかに情報が伝達されるルートを整備したい」と語ったが、実効性を持たせるには社風にも切り込む必要があり、時間がかかりそうだ。(井田通人)