「つみたてNISA」来月スタート “手数料”安く、金融機関は「もうからない」が… 若者狙い、先行投資 (3/3ページ)

証券会社は「つみたてNISA」を足がかりに、長期的な視点で顧客開拓につなげたい考えだ=東京都千代田区の大和証券本店(森田晶宏撮影)
証券会社は「つみたてNISA」を足がかりに、長期的な視点で顧客開拓につなげたい考えだ=東京都千代田区の大和証券本店(森田晶宏撮影)【拡大】

 主なターゲットは若者や投資未経験者で、つみたてNISAを足がかりに「証券投資で成功体験を積んでもらう」(日本証券業協会の鈴木茂晴会長)。そうした人たちが将来、退職や相続などで多額のお金を手にしたときに、運用先としてすんなりと証券投資を選びやすくなると期待する。

 日銀によると、今年9月末時点では、家計が保有する金融資産のうち、現預金が51・1%と過半を占め、株式や投資信託の割合はまだ低い。長年叫ばれてきた「貯蓄から投資へ」は遅々として進んでおらず、つみたてNISAが後押し役になるか注目される。三菱UFJ国際投信が全国の1万人を対象に今月実施した調査では約58%がつみたてNISAも投資信託も「知らない」としており、認知度不足が課題といえる。