【試乗インプレ】産経デジタル的カー・オブ・ザ・イヤー2017はルノー・メガーヌGTに決定! (2/2ページ)

小島純一が選んだトップ5

1位 ルノー・メガーヌGT

 VW・ゴルフキラーのフルモデルチェンジは、デザインでは先代のアクが抜け、「らしさ」が薄まったものの、誰もがカッコいいと思える普遍性を備えた。売りは「(高性能モデルの)R.S.が要らないのでは」と思える熱い走りだ。スムースに変速する7速DCTとパワフルな1.6リッターターボエンジンがベストマッチで、後輪操舵システムが効いた旋回性も痛快。どこを走っても楽しい。

スポーティーな外観から一転、インテリアは意外にも上質で落ち着きがある

スポーティーな外観から一転、インテリアは意外にも上質で落ち着きがある

2位 ホンダ・シビックセダン/ハッチバック

 世界で戦える国産Cセグの雄として国内復活した。高い実用性、欧州車に迫る走りの仕上がり、そしてリーズナブルな価格、とパッケージバランスに優れる。TYPE R気分を味わえるハッチバックの6MT仕様がいい。DCT仕様があれば1位に推したかった。

セダンは伸びやかなプロポーションが特徴。ホンダ・シビック セダン

セダンは伸びやかなプロポーションが特徴。ホンダ・シビック セダン

英国生産のため“輸入車”となるハッチバック。ホンダ・シビック ハッチバック

英国生産のため“輸入車”となるハッチバック。ホンダ・シビック ハッチバック

3位 日産・ノートe-POWER

 ワンペダルドライブの「発明」は画期的だ。ペダル踏み間違え事故防止策として有効なのはもちろん、EV普及に伴ってコモディティー化すると言われる今後の自動車のあり方への意義ある提案と言える。洗練度もすでに高く、作動が自然で、ドライバーの熟練度にかかわらず、誰もが難しく考えずに短時間の練習ですぐに慣れることができるのも特筆すべき点である。

「ノート e-POWER」のパワートレイン。手前が駆動モーターとインバーター、奥が発電専用エンジン。バッテリーは前席床下に積んでいる

「ノート e-POWER」のパワートレイン。手前が駆動モーターとインバーター、奥が発電専用エンジン。バッテリーは前席床下に積んでいる

4位 スズキ・スイフト ハイブリッドRS

 クルマ好きの間では定評があったスイフト。外観の変化が少なく一見地味なフルモデルチェンジだが、中身は大きく進化しており、操る楽しさは欧州Bセグに迫る仕上がりだ。しかも軽自動車並みの価格だから、若い人のファーストカーとしても適している。

運転に集中しやすい飾り気のない空間

運転に集中しやすい飾り気のない空間

5位 トヨタ・C-HR

 トヨタらしからぬ冒険したデザインに注目が集まるが、走りも本物。パワーユニットのバリエーションが増えれば、出来のよいTNGAプラットフォームの魅力がさらに高まるはず。今後の展開への期待も込め、ランクイン。

山梨・甲州の牛奥みはらしの丘にて。勝沼町から甲州市にかけて、左右にブドウ畑が広がる丘の中腹を走る農道「フルーツライン」の途中にあるビュースポットだ。トヨタ・C-HR

山梨・甲州の牛奥みはらしの丘にて。勝沼町から甲州市にかけて、左右にブドウ畑が広がる丘の中腹を走る農道「フルーツライン」の途中にあるビュースポットだ。トヨタ・C-HR

廉価グレードながらハンドルは革巻き。ナビ画面はプリウス同様、最上部に配置。トヨタ・C-HR

廉価グレードながらハンドルは革巻き。ナビ画面はプリウス同様、最上部に配置。トヨタ・C-HR

 ということで、満場一致でルノー・メガーヌGTを今年のベストとして選出した。5台中同じクルマが3台選ばれたのは全くの偶然。それだけ心に響くものを持った車種ということだろう。あなたのカー・オブ・ザ・イヤーは何でしたか? 年末年始、クルマ好き同士で自分たちのカー・オブ・ザ・イヤーを時間を忘れて語り合うのも乙かもしれない。

 今年もご愛読くださり、誠にありがとうございました。来年も引き続き試乗インプレをよろしくお願いいたします。皆様、よいお年を!