【2018 成長への展望】ANAHD社長・片野坂真哉さん(62)新中計策定で事業の選択と集中急ぐ (2/2ページ)


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 --顧客の嗜好(しこう)に変化はあるか

 「シニアもインターネットを使って自由に予約したりホテルを自分で手配したりしている。また、インスタグラムなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使い、顧客自身が映画俳優のように旅を楽しんで写真を撮って発信している。これに対応したマーケティングが必要になってきた。最近では高級ブランドを追いかけるのではなく、地球に優しい素材や機内食へのこだわり、そういったものに着目しないと顧客に選ばれなくなってくる」

 --インターネットを使った越境通信販売が貨物事業の追い風になってきた

 「貨物は数年前、非常に苦しんだ時期があったが、16年度下半期から国際貨物が伸びてきた。17年度上半期の決算では前年同期比で単価が20%増、収入は31%増。アジアや日本から中国に半導体部品を入れ、中国で生産したものを米国に輸出するとか、国をまたいだ取引が活発だ。単価を上げて収益を高めていきたい」

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【プロフィル】片野坂真哉

 かたのざか・しんや 東大法卒。1979年全日本空輸入社。同社人事部長、常務、専務、ANAHD副社長などを経て、2015年4月から現職。鹿児島県出身。