ビットコインはバブルか? 激しい価格変動…トレードではなく投資を考えて (1/3ページ)

外貨の紙幣の上に置かれた仮想通貨「ビットコイン」のマーク(ゲッティ=共同)
外貨の紙幣の上に置かれた仮想通貨「ビットコイン」のマーク(ゲッティ=共同)【拡大】

  • 図1
  • 図2

作家・板谷敏彦

 話題の仮想通貨の代表、ビットコイン。1ビットコイン当たりの価格は昨年12月16日、年初来約20倍の220万9000円にまで急上昇したかと思うと、その後は乱高下して真っ逆さまに下落中のように見える。欧州連合(EU)の金融規制担当トップは監督強化の方策を模索し、ビットコインの急騰は「バブル」の兆候を示していると警告した。また、英国の規制当局は、ビットコインを買った投資家は全てを失う危険を覚悟すべきだとし、米国の証券取引委員会も日銀総裁も投資家保護の観点から同様の警告を発している。

 大きい価格変動

 米JPモルガン・チェース銀行のジェームス・ダイモン会長は政府がサポートしないような通貨は価値がないとビットコインの批判を続けているし、私の周囲でもビットコインは価格変動性が大きすぎて通貨としては不適切であるという意見が多い。だから今回のように一旦下がると、ほら見たことかとなる。

 しかし通貨として不適切であるからと言って、投資対象として不適切であるとはかぎらないし、(純金だってそうだが)現実にビットコインで買い物(決済)ができる店も増えている。

 日本ではクレジットカードの手数料が高いので、1%程度の決済手数料で済むビットコインは店側としては歓迎なのだそうだ。店側は円換算されたビットコインで支払ってもらい、仮想通貨を介在する為替リスクが(ほぼ)あるわけではない。

 図1は図2と全く同じチャートだが縦軸が対数目盛りになっている。これは価格の傾きが上昇率を表している。対数を使うのは100円の時の10円の変動と、100万円の時の10円の変動では重みが違うからだ。図2では天まで届きそうな上昇も、図1の上昇率で見ると意外に安定的であることが分かる。図1中の番号は昨年の主なイベントである。

下落の主因は…