三井住友FG、傘下の証券2社を合併 記念式典で営業スタート 野村HDに次ぐ「圧倒的2位」を目指す

記者会見するSMBC日興証券の清水喜彦社長=1月4日午前、東京都千代田区
記者会見するSMBC日興証券の清水喜彦社長=1月4日午前、東京都千代田区【拡大】

  • インタビューに応じる清水喜彦氏(SMBC日興証券株式会社代表取締役社長)=2017年12月5日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)
  • インタビューに応じる清水喜彦氏(SMBC日興証券株式会社代表取締役社長)=2017年12月5日午後、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下のSMBC日興証券は4日、グループのSMBCフレンド証券を1日付で吸収合併した記念の式典を東京都内の本社で開き、合併後として初めての営業をスタートさせた。グループ内に2つあった証券会社を一本化することで、営業力強化やコスト削減を進め、野村ホールディングスに次ぐ証券業界で「圧倒的2位」を目指す。三井住友銀行と並んでグループを牽引する態勢も整える。

 日銀のマイナス金利政策など、金融機関にとって厳しい環境が続き、他のメガバンクグループは人員や店舗の削減を表明。こうした中、三井住友FGは店舗網を維持し、収益性や効率性を高めることで逆風に臨む方針を掲げている。今回の合併でも、中期的には営業利益で年間約200億円の合併効果が創出できると見込んでいる。

 平成21年に三井住友FGの傘下に入ったSMBC日興証券の強みは分厚い顧客基盤だ。収益の7割が個人投資家などを対象にしたリテール部門となっている。合併により株取引や相続問題などの専門知識を持つ営業担当の社員が増えたことを生かし、個人投資家向けのサービスを強化していく方針。同社の清水喜彦社長は式典終了後に記者会見し「一丸となって顧客のニーズに応えたい」と述べた。

 一方、銀行に対する顧客ニーズが貯蓄から投資へと向かう中で、三井住友銀行との「銀証連携」も4年前から本格化している。一部では店舗の共同化も進めており、こうした動きは今後も加速する見通しだ。