米インテル半導体に問題 研究者「情報盗まれる」

インテルのロゴ=2017年6月、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)
インテルのロゴ=2017年6月、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)【拡大】

  • 半導体のセキュリティに問題があると指摘されたインテルのラップトップ・パソコン=2016年1月、米ラスベガス(AP)

 米インテル製などの半導体を搭載したスマートフォンやパソコンなどに安全性の問題があることが4日、分かった。ハッカーに情報を盗まれる恐れがあり、半導体メーカーやソフトウエア会社が対策に乗り出している。

 米IT大手グーグルの研究者が、インテルのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングスの半導体製品のうち、演算を行う装置のプロセッサーに安全性の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけたと公表した。

 ロイター通信によると、グーグルが基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマホ向けなどに安全対策を施した。米アマゾン・コムもネットワークを通じて情報を処理するクラウド部門で対策を実施中という。

 インテルは3日の声明で「コンピューターのOSやシステム会社を確認し、できるだけ早く安全対策を最新のものに更新してほしい」と呼び掛けた。(共同)