米インテル製などの半導体を搭載したスマートフォンやパソコンなどに安全性の問題があることが4日、分かった。ハッカーに情報を盗まれる恐れがあり、半導体メーカーやソフトウエア会社が対策に乗り出している。
米IT大手グーグルの研究者が、インテルのほか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、英半導体開発大手アーム(ARM)・ホールディングスの半導体製品のうち、演算を行う装置のプロセッサーに安全性の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけたと公表した。
ロイター通信によると、グーグルが基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載のスマホ向けなどに安全対策を施した。米アマゾン・コムもネットワークを通じて情報を処理するクラウド部門で対策を実施中という。
インテルは3日の声明で「コンピューターのOSやシステム会社を確認し、できるだけ早く安全対策を最新のものに更新してほしい」と呼び掛けた。(共同)