【2018 成長への展望】インドと組み東アフリカへも攻勢を 三井物産・安永竜夫社長 (1/2ページ)

インタビューに答える三井物産の安永竜夫社長=東京・丸の内の三井物産本社(酒巻俊介撮影)
インタビューに答える三井物産の安永竜夫社長=東京・丸の内の三井物産本社(酒巻俊介撮影)【拡大】

 ■インドと組み東アフリカへも攻勢を

 --世界経済の見通しは

 「米国ファーストの保護主義も心配していたが、米国は競争力のあるエネルギーに加え、経済の活力は大きい。インドも物品・サービス税導入など多少の荒療治があったが、税制の透明性の効果もあり消費大国への期待が高まる。ブラジルもようやく回復基調に向かっている」

 --市況に左右されない収益の構造改革は

 「資源エネルギー、機械、化学の強い分野をより強くすると同時に2019年度に非資源で2000億円を稼ぐ目標は視野に入った。次なる非資源の収益分野は、ヘルスケアや自動車関連や鉄道、農業資材などで手を打っている。自動車大改革の中では組織横断的にトラックリースの稼働率向上や自動運転、新材料などの商機を探っている」

 --資源事業への取り組みは

 「中国政府が環境重視に舵(かじ)を切り、日本以上の液化天然ガス(LNG)輸入国になるのは確実だ。実際に昨年の前半の余剰状態から変化し、前倒しで需給が逼迫(ひっぱく)する局面に入るのではないか。モザンビークのLNG開発は今年には投資決定し、日本に近いロシアのサハリン2開発拡張など競争力のあるガスを市場に供給していきたい」

次なる市場開拓の有望国は